ライティングの法則、その5、あなた独自のストーリーをユニークな方法で語れ!
研究生申請や大学院入試前に希望指導教員と事前面談をして、できれば指導先生の内諾を頂いたほうが良いですね。しかし現実では、指導先生の内諾をもらうどころか、面談の機会ですらなかなか得ることができません。今回は、希望教員にあなたの受け入れをポジティブに検討してもらう一つの方法をお伝えしたいと思います。もしあなたは今希望教員にコンタクトする最中であれば、ぜひ今回ご紹介する法則を活用して、先生の内諾をもらってください。あなたのお役に立てば何よりです。
志望教員が返信してくれない原因の一つに、あなたのメールから人間味を感じていないことです。読んでいてもあなたに興味を持たないからです。特に申請者はどこかでダウンロードしたテンプレートを使った場合に返信してくれない確率が高いです。有名大学の教授であれば、1日でも十何通の希望メールが届く場合もあるので、あなたのメールを開封して読んであなたに返信するまでやるには必ず理由があるはずです。その理由はあなたにあります。あなたの独自のストーリーが必要です。もしあなたは出身校も言語レベルもどれも優れていないのであれば、諦めないでください。多くの申請競争者はあなたと同じです。その場合、あなたの武器は何でしょうか。あなた自身があなたは他の競争者と区別する最有力な武器になるのです。つまり、あなた自身のストーリーを語らなければなりません。
ストーリーは何を書けばいいでしょうか。
ストーリーを編み出すには、まず素材が必要です。方法はたくさんありますが、僕はよく留学生の皆さんにインタビューすることでストーリー編集のための素材を引き出します。例えば、子ども頃の話とか、趣味とか、誇りに思うこととか、後悔したこととか、尊敬する人物とか、スキルや資格とか、好きな小説や作家、映画、失敗談等々、ポイントとしては、細かく聞くことです。最後まで聞き続けます。いっぱい面白い素材を集めるはずです。それで、これらの素材を組み立てあなたのストーリーを編集していくわけです。このように編み出したものは、オリジナリティーがあり、真実性であり、人間味もあり、生き生きとしたあなたが見えてくるのです。
次にあなたの独自のストーリーをどのように語るか。
編集の方法や表現形式は本当にあなた次第です。ストーリーの内容だけでなくその表現形式(例えば文章の形で描くか動画の形で描くか)も実際にまたあなた自身を表現するわけです。メールだけでいい場合もあるし、時には手書きの手紙の方がいい、時にはあなたのストーリを例えば1年もしくは3年間のTwitterの投稿集にしてもいい、あなたの学習記録や研究感想を載せたブログでもいい、このように考えていくと、本当に無限の可能性があります。先生たちは大体その時点の申請者の情況をみて判断するわけですが、もしあなたは時系列で長い年月の努力をある形で先生に表現できたら、どうなるのか、想像してみてください。きっと元よりずっと早く志望先生からの返信をいただけるでしょう。また一点だけ忘れないでほしい。あなたのストーリーはあなたの最終目的のために存在しています。余計なものは邪魔になるので、要注意。
皆さん、いかがですか。今日でもあなた自身のストーリーをぜひ考えてみてください。志望先生の共感を得て素早く返信をもらって面談に繋がり、1日でも早く先生の内諾を頂くことを祈ります。
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