ライティングの法則、その4、書くことを習慣化する
書くことは一つのスキルです。練習すれば必ずうまくいきます。これはスポーツと同じです。バスケットボールを毎日練習すれば、そのための筋力が徐々に鍛えられます。毎日書くことを練習すれば、ライティングのための筋力も必ず鍛えられます。書くことを習慣化することで、書く時の不安や恐れを克服できます。おそらく、ライティングに当たる恐怖心を乗り越えるには、この方法しかないと思います。
誰の言葉なのか忘れていましたが、週末に一気に10時間書くことより、1日30分、毎日書くほうがいいという。毎日欠かさずに30分書く、聞くのは簡単だけど、実行するのは難しいかもしれません。問題なのは、何を書くのか?ということですね。
あなたは大学入試を準備しているのならば、
志望理由書や小論文のライティングを練習する必要になると思います。あなたはなぜこの大学のこの学部で勉強したいのか、なぜ他の大学はダメなのか、この大学での勉強を通して将来何をやりたいのか、ということが志望理由書なので、あなたが本気でやりたいこと、あなたの夢などについて毎日30分ぐらい書けばいいです。小論文の場合、毎日社会問題に関係するニュースを見て、30分ぐらいあなたの考えや解決策をまず書けばいいです。もちろん、小論文の書き方などを学習する必要がありますが、ただ学習するだけで結果に結びませんので、実際に書かないといけません。毎日書くことで恐怖心を取り除いて、学習の心得を毎日のライティング練習に反映していく、という練習の仕方がいいのではないでしょうか。
あなたは研究計画書、もしくは論文を書きたいのであれば、
毎日関心するテーマの学術論文を読んで、その論文の要約をしては如何でしょうか。毎日欠かさずに学術論文を読んで要約を書くことを1週間、1ヶ月続けていくと、あなたはどんな変化が起こるかを自分自身でぜひ体感してください。その論文でどんなアイデアで成り立っているか、学術文章はどんな言葉がよく使われるか、論文はどんな構成で編成されたか、根拠はどういうふうに使われるか、自分の意見を述べるときどう述べていくか等々、これらはきっと自然にわかるようになります。
ぜひ書くことを習慣にしてください。こう勧めるのはもう一つの理由があります。
あなたはどんな分野で学習/研究/仕事をしても、書くことがほぼ高い確率で必要としますし、書くスキルがあると、きっとあなたのプラスになります。また書くスキルが分野を跨って通じます。学術文章であろうと、エッセーであろうと、書く筋力は一度つけると、自転車を乗ることと同じように体が自然に動き出します。毎日書いているので、もう恐ることはありません。ぜひ書くことを習慣にしてみてください。習慣化することであなたの身に起こる変化も感じてください。あなたの成功を祈ります。ご幸運を!
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