学術研究と呼ばれるものは、必ず共通する要素があります。それらの要素が分かれば、我々は学術研究へもっと理解できるし、研究計画を立てる時に踏まえなければいけないポイントもわかるようになります。 学術研究は必ず以下の共通要素が備えています。 研究問題/リサーチクエスチョン/RQ研究方法/アプローチ研究対象/領域 まず研究問題/リサーチクエスチョン/RQについて、...
KNOWLEDGE
研究計画書
本カテゴリーでは、「STEP①研究とは何かを知る」>>「STEP②研究計画の構造を立てる」>>「STEP③研究計画書を書く」という3つに分けて文章を書いています。研究計画書の作成はそんなに難しくありません。以上3つのステップに沿って学習・練習すれば、必ず楽に書けるようになります。あなたの役に立てば嬉しいです。
学術研究と初対面
皆さんは、学術研究もしくは論の進め方に初めて接触するのは、おそらく大学卒論を書く時だと思います。卒論研究を進めていくうちに、疑問や困難などについて、指導先生のアドバイスを受けて少しずつ前進していきます。大学院にいく学生さんは、高い学術レベルの研究を求められているので、そのプロセスの中で自分の研究に対する思考も姿勢もプロに向けて前進していくと同時に、研究能力も自然についてくると思います。...
3ステップ式で研究計画書を書けるようになる
本研究計画書カテゴリーでは、大体「STEP①研究とは何かを知る」>>「STEP②研究計画の構造を立てる」>>「STEP③研究計画書を書く」という3つの部分に分けて文章を書いています。研究計画書を書けるようになるには、そもそも「研究とは何か」を理解していないと、何のための計画なのかもわかりません。当然その計画を立てることができないので、計画書を書けるわけがありません。 まず「STEP①研究とは何かを知る」について、...
選考資料としての研究計画書
研究生入学、大学院入試の出願書類に、必ず提出が必要となってくる研究計画書。今回、選考側の立場からみて、研究計画書からどんな情報を読み取れるかをお話しをしたいと思います。 例えば、あなたの希望指導教員は今、あなたの研究計画書を読んでいます。あなたを受け入れるかどうかは、目の前の研究計画書を読んでいるうちに判断がつきます。では、想像してみてください。先生はあなたの研究計画から何を知りたいでしょうか? 1.まず「あなたはどのような研究をやりたいのか?」を知りたいです。...
日本語が下手=研究計画書は書けない?
留学生の皆さん、元気ですか。今回、多くの留学生が簡単に思い込んでしまう問題の一つ、日本語能力と研究計画書の関係についてお話しをしたいと思います。確かに、日本語は上手になってくると、可能性の幅が広がっていきます。しかし、それほど重大な問題ではないと思います。英語で受講や学位を取れる大学も増えてきているし、そもそも研究能力は日本語レベルとそれほど関係していないのではないかと思います。 今、ひとつの質問をしますね。あなたの母語なら、研究計画書はうまく書けますか?...
「ハウツー」を学んだら、研究計画書は書けるか?
研究計画書の書き方、いわゆるハウツーを解説する本が少なくありません。研究テーマ、研究背景、研究目的、研究内容、研究方法、研究意義、参考文献など、大体このような基本構造で解説されています。 読むときは、確かにそうだろうなあと分かったのですが、実際に研究計画書を書く際にいろんな問題が出てきます。読んでいてもやっぱり書けないと実感する人が多くいるのではないでしょうか。なぜそうになるのか、どうすればいいか、今回そういう話をしたいと思います。 まず結論から言います。ハウツーや書き方だけを学んで、研究計画書は書けません。...
研究計画と学習計画との違いは?
研究計画書を学習計画のように書いてしまう人が多いです。研究計画は学習計画とどこが違うのでしょうか?その違いを理解するためにまず「研究」と「学習」の違いを明確にしなければなりません。 まず学習について、...
研究計画書の書き方を勉強するには、何から始めるべき?
研究生入学や大学院受験準備で頑張っている皆さんへ お疲れ様です。研究計画書、皆さんにとってどうしても避けられない資料の一つですよね。皆さんはもう、自分なりに研究計画書の書き方を勉強しているはずだと思うんですが、大学院留学生の先輩として、また仕事の関係で毎日研究計画書と必死に戦っている一人の経験者として、標記の質問に対する僕なりの答えを皆さんに共有したいと思います。 研究計画書の書き方を勉強するには、「論文を読む」ことから始めることをお勧めします。 理由一:研究計画書の目指す最終形態が論文ですから。...